“みそソムリエ” 妙義みその清水正行さん

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弊社の天然系資材(ニームオイルとアロマパック)を使い無農薬で生産、製造している『有限会社せい』の清水正行さんをご紹介します

 まず、この方凄い人なんです!
無農薬、化学肥料を使わずに大豆を栽培し、添加物や出汁を使わずに味噌を作ってしまう。
最終的には今までになかった乾燥味噌まで開発してしまうなんて本当凄いですよね。
実際この味噌は超人気で、海外からも引き合いがあるそうです。
化学的な味がしない、昔ながらのシンプルな味噌です、商品を見かけた方は是非自然の味を堪能してみてください。

 さて、この清水さんと弊社の付き合いは遡る事20年以上前・・・
その頃から弊社の天然系資材の理解者であった清水さんは、弊社の開発者と共に虫への効果検証を現場でやってくださいました。
「ダニには効くけどヨトウはダメだ」、「ハムシに効かない」、「アブラ虫はいなくなった」などなど、効かせる使い方を考えて商品開発に協力していただきました。
今では無農薬、無化学肥料(有機JAS)で大豆を育てるまでに至りましたが、天然資材を使えば簡単に栽培できると思われたら大間違いです。
大半の方はニームオイルを散布すれば虫を退治できると勘違いされてみえる方がいますが、これ、半分当たりで半分嘘です。
一番大事な事は、まずは虫がいない(住みにくい)環境作りを目指してください。
作物や花の周りに草が生えてないですか? 近くで虫の発生源はないですか? 土壌の窒素過多など虫を誘引する原因はないですか? 大量に虫が発生してから数を減らそうとしてないですか?
清水さんいわく、無農薬で栽培するには、たくさんの時間と手間、そして準備が必要だと言っています。せっかく天然系資材を使うなら、最低限、虫が寄りつかない環境作りを考えて天然系資材は使いましょう!
具体的には、

・草むしりはこまめに行う
・虫の発生源は取り除く
・窒素過多にしない
・過剰な有機物の投入
・未熟厩肥は施肥しない
・ニーム資材は定期的に丁寧に散布・施用する
・畑の周りにまでニーム資材を散布・施用する
・土壌の酸化を防ぐ
・虫が発生する前から忌避剤を散布する
(注)虫を1匹でも見かけた頃には何匹もいると思ってください、その後は爆発的に増えます。
・効果のある天然系資材を使う。天然系資材は劣化します。天然であるからこそ腐敗や酸化しますので保管にも注意してください。
(注)特に水が入っている製品は劣化が早く効果が半減しやすいので、商品を選ぶ参考にしてください。

などです。
化成肥料なしで植物を栽培するには微生物を育てる必要がありますが、それには相当な時間を要します、そんな時に過度な農薬や殺菌剤は優良な微生物にとって悪影響です。
清水さんがおこなう作業は常に基本的なことです。
ぜひ皆様も実践してみてください。

製造工場での天然資材

どこの会社の工場も内部は当然綺麗にしていますが、ほとんどの工場は外部から害虫(走行害虫、飛翔害虫)が侵入しないようにするために、薬剤を使い防除を行っています。
清水さんの味噌も当然、工場で製造していますが、ここでも薬剤を使わないように出入口付近(作業員の動線は避け)全てにアロマパックを設置して防除しています。
商品に虫が混入するのは大問題ですが、ここまでこだわって製造しているのに最後に防除用の殺虫剤が混入したら元も子もないですよね。細部までこだわる清水さんは本当にプロだと思います。

清水正行さんのHP
https://www.saylabo.com/

清水正行さん/妙義みそ紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=D-P84x2F0vs