天然系資材の使い方

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その商品 使い方間違っていませんか?

1.忌避剤(予防)なのに虫が発生してから使っていませんか?

虫が発生すると慌てて対策することってよくありますよね。
でも、忌避剤は虫がいなくても散布しておくことが大事です。と言うよりも虫が発生してから散布しても効かないことが多いです。エサがそこにあるから虫や動物は集まります。エサの場所を教えないために普段から忌避剤を使って寄せつけないことがとても大切、効かせるためのテクニックです。

2.天然系の忌避剤を散布しても虫の数が減ってないと感じる

散布して2、3日後に観察しても虫が減ってないと感じることありませんか?
1週間後も虫の数がかわってないとか・・この手のお話はよく聞きます。
まず、虫の数がかわってなければ現状維持している状態です。虫はエサを食べてどんどん増えて行きますので、数が増えてないと言うことは、そうです「効いてます!」
ただ、これでは満足できませんから、より効果を出すために散布頻度を増やしたり、丁寧に周囲にも撒いたり、希釈倍率を調整したりして使ってみてください。

3.忌避剤は丁寧に虫にかかるように散布していますか?

たっぷり、まんべんなく、特に虫がいる所はムラなく散布してください。
天然原料は安全です、なぜ安全かって残効(残らない)しないからです。それは人間の体に対しても、虫に対しても、植物や土壌に対しても同じです。薬剤のように残効しないからこそ害虫に直接液体がかかるよう丁寧な散布が必要です。

4.希釈液を何日も保管したり、希釈液を常温に放置してませんか?

水で希釈した液体はどんどん酸化(劣化)します。
温度が高ければ更に劣化は早まります。
天然物なので他の野菜や果物と同じように腐敗し腐ります。時間が経過した希釈液は当然効果も落ちますので、短期間で使いきれる量を希釈したり、希釈液は高温の場所に置かないように心がけてください。
保管の目安は5~20℃の室内保管です。

5.希釈倍率は必ず守る

希釈倍率・・濃ければいいと思って使用していませんか?
人もサプリを飲む場合は服用する量を守らないと逆に害が出ますよね?植物もまったく一緒です。植物、土壌、微生物など希釈倍率を濃く使用することで目的以外の弊害が起こることがありますので必ず希釈倍率は守ってお使いください。
個人的には天然系資材の一番効果的な希釈倍率は毎日散布できるくらい薄めた希釈倍率だと思います。手間もかかりますし、商品によっても条件は異なりますのでいずれ説明できればと思います・・

6.成分や品質がどれも一緒だと思っていませんか?

天然原料は原産地や抽出方法で成分量が大きくかわります。分かりやすく言えば精油の場合、原産地や抽出条件によって香りがかわります。
それではニームオイルの場合はどうでしょうか・・どこの国の種子なのか、栽培された場所、採取された種子のサイズ、抽出方法や条件など、様々な条件で成分量がかわります。つまり忌避効果が全然違います。
天然だからこそ同じ原料名や成分名であっても、各メーカーごとに全く違う商品であると理解しないと期待した効果はでません。

7.製品が固まった場合はよく溶かす!そしてよく混ぜる!

天然原料の中には固まったり分離する成分も多いです。お湯につければ簡単に溶けたように見えますが、実は溶けきってないことが多いのでしっかりと溶かしてください。また、振ってからお使い下さいと書かれている製品は、必ずよく振ってからお使いください!
成分がかたよるのも天然系の商品ではよくある事です。

8.定期的に使い続けていますか?

化学物質と違って効果が弱いのが天然系の商品です。弱い効果を最大限発揮できるよう商品化している当社ですが、それでも1度の使用で抜群の効果を発揮できない商品も多いです。
弱い効果だからこそ人体にも優しいのだと当社は考えています。
とは言え、効果がないでは困ります。強い効果ではないからこそ定期的に使い続け様子を見てください。当社の製品は効果を検証した商品しか販売していません。結果が出るのに時間がかかる物もありますので定期的に使い続けてください。

植物を育てるのは人間やペットを育てるのと何ら変わりありません。
もしかしたら話ができず意思疎通が難しいだけに植物を立派に育てあげるのが一番難しいかもしれません。それでも実際に無農薬で育ててみえる方もいます。化学物質に頼らず育てるのは難しいですがこの話を参考に手間暇惜しまずチャレンジしてたくさんの植物を育ててください