コールドプレスですか?の質問・・

  • ニーム資材

当社で使用しているニームオイルについて

最近、ニームオイルについての質問をよく受けます・・
その内容が、使用されているニームオイルはコールドプレス抽出ですか?? と言う内容です。

う~~~~ん、、

結論は“コールドプレス”なんですが・・・

コールドプレス(低温低圧圧縮)とは

コールドプレスとは、
国内では30℃以下で抽出された物と定義されています。
!30℃って冷えてないと思われましたよね。
抽出の際に素材に熱を加えたり、遠心分離機や高速回転のミキサーで摩擦熱がかかると成分が壊れます。成分が壊れるのを防ぐために30℃以下の抽出法をコールドプレスと呼んでいます。
つまり、常温で圧搾しているオイルはコールドプレスです・・

コールドプレスと聞くと『素材を冷やして圧搾する』と、勘違いされる方が多いようですが常温です。特にニームオイルのように油脂分を多く含んだオイルは冷やすと成分が凝固しますので、素材を冷やす方法は用いません。
*14℃以下のニームオイルは氷のように固まります。
素材を冷やすメリットもなければコストもかかる、熱をかけるのもコストがかかる訳ですから、常温で圧搾するのが一般的な方法になる訳です。当社は複数のメーカーから原料を購入していますが、オイルに関してはコールドプレス以外の抽出をしている会社はありません。

ニームオイルについての知識

せっかくなのでニームオイルの知識を少しだけ紹介。
ニームオイルは熱に弱い、光に弱い、水に弱いと言われています。
確かにニームオイルの中には熱に弱い成分があります。では、何℃になると成分が壊れるのか??
正解は→約60℃以上です。結構高い温度ですよね。
ニームの木は、主にインドなど温暖な気候で育つ植物です。その為、ある程度の高温は耐えられます。
実ができる時期の気温は30℃に達し、実の収穫時期には40℃を超えることもありますから、成分が壊れるようでは育ちませんよね。
逆にニームオイルが低温で固まるのは、低い温度に順応していない植物だからこそです。
光分解や加水分解については別の機会があれば説明しますね。

カンボジア ニームニームの木(カンボジアで契約している農場)