ニームケーキパウダー
- ニーム資材
ニームケーキパウダー(ニーム核油粕)とは
インドなどに原産するニームの木(日本名:インド栴檀)から採れる“タネ”、この中にある“核”を圧搾したのがニームオイル(ニーム核油)、その残り粕がニームケーキパウダー(ニーム核油粕)となります。
- ①収穫されたニームの実を乾燥させる。
- ②果実の部分をはぎ取り種子を取り出す。
- ③取り出した種子を再度乾燥させる。
- ④殻を機械で砕き中の核を取り出す。
- ⑤サイズ選別しながら手作業で集めます。
核の取り出し作業は手作業が多いです。
ニームケーキパウダーの原料は主に以下の3種に分けられます
- 果実:窒素成分 約1%
- 種子:窒素成分 約2~3%
- 核(種子の中身):窒素成分 約5~6%
ニームの果実
ニーム種子
ニーム核
ニームケーキパウダーは元肥・追肥など様々な用途に使える天然の有機肥料で日本では特殊肥料「木の実油かす及びその粉末」に区分されます。果実、種子、核、この3種類の中で肥料成分が一番多く含まれているのが核になります。
核油粕とその他の油粕では有効成分の含有量に違いがあり、市販で売られているニームケーキパウダーのほとんどはこの核を原料に作られています。
ニームケーキパウダーはそのまま施肥しても発酵温度が高温にならず植物に悪影響を与えません。発酵時に発生する菌は放線菌などの有用な微生物で土壌改善や団粒化の効果も期待でき植物や作物の生育に最適な資材です。